2009年12月6日日曜日

第1回東アジアオープンサンボ選手権のご案内

<第1回東アジアオープンサンボ選手権のご案内>


【開催地】  大韓民国ソウル市

【主催】  韓国サンボ連盟 アジアサンボ連盟(ASF)

【日程】  2010年2月26日(金)  午前中成田発~ソウル着、計量
          2月27日(土)  全階級試合
          2月28日(日)  ソウル発、帰国

【実施階級】   男子 / 52・57・62・68・74・82・90・100・+100kg級(9階級)
          女子 / 48・52・56・60・64・68・72・80・+80kg級(9階級)    
   男子コンバットサンボ / 52・57・62・68・74・82・90・100・+100kg級(9階級)
※いずれも年齢カテゴリーはシニアですが、1993年以前生まれであれば参加できます。

【参加予定国】 韓国、日本、モンゴル、香港ほか
        
※今大会は初の東アジア選手権であり、多くの国が参加できるように「オープン」と銘打ってあります。
そのため、中央アジアなどを中心に他の地域の国が参加する可能性もあります。

※※詳細の要項をご希望の方は、下記メールアドレスにご連絡下さい。

日本サンボ連盟 事務局 担当:田中泰秀・筒井 穣
〒169-0073 東京都新宿区百人町2-24-6-4F アブソリュート・エンタープライズ内        

連盟メールアドレス: sambo_japan@hotmail.com

2009年11月30日月曜日

審判・ルール講習会のお知らせ

<審判・ルール講習会のお知らせ>

下記のとおり審判・ルール講習会を行いますので奮ってご参加下さい。
また、各所属での告知方よろしくお願いします。

【期  日】 平成22年1月10日(日)

【会  場】 木口道場 本部道場 / 東京都町田市玉川学園7-8-5

【最寄駅】 小田急線 玉川学園前駅 改札より南口出口、線路沿いを新宿方面に徒歩1分

【時 程】

13:00~ 受付・登録
13:30~15:00  ルールの基本事項の説明
15:15~16:15 審判法の実際、複雑な状況の説明等
16:15~17:00  模擬スパーリングによる審判法の実地練習 

【受講料】 500円(ただし、当日に資格の受験をされる方は受験料に含みます)

【参加方法】
・資格取得(C級)希望の方は、受付時に申請して下さい。講習終了後、原則としてC級を取得できます。
・昇級希望の方は、講習会終了後に審判委員会で可否を決定します。
・資格の有無を問わず聴講歓迎いたします。

【持ち物】
・筆記用具 ・運動しやすい服装 ・写真2枚(3x4cm / 新規資格取得希望者)
・笛、審判シャツまたはリストバンド(貸出しも行います)、審判手帳(所有者)
・ルールブック(お持ちでない方には当日配布します。ただし、聴講のみの方には400円で販売します)
・模擬スパーリングをしていただける方は、サンボ着・シューズなどをご持参願います。

【受験料・認定料】
特A級審判員  受験料無し / 認定料10,000円
A級審判員  受験料2,000円 / 認定料  8,000円
B級審判員  受験料2,000円 / 認定料  6,000円
C級審判員  受験料2,000円 / 認定料  3,000円

【申込み・問合せ】
※下記メールアドレス、もしくは担当者(筒井)の携帯電話にお願いします。

担当者:筒井 穣 携帯電話 090-6716-7368 
連盟メールアドレス sambo_japan@hotmail.com (ご連絡にはなるべくE-Mailをご利用下さい)

〒169-0073 東京都新宿区百人町2-24-6-4F アブソリュート・エンタープライズ内       
                                日本サンボ連盟

2009年11月26日木曜日

2009世界サンボ選手権大会(シニア) 試合レポート

第33回世界サンボ選手権大会(シニア) 試合レポート
(於:ギリシャ・テサロニキ)

2009年11月6・7日

初日(11月6日)

【女子48キロ級:参加7名】
 八木沼志保選手が2年連続4回目の出場。1回戦の相手は世界10回優勝のモスクビナ(ベラルーシ)、4年前の初出場時に続いて2度目の対戦である。序盤の攻撃は凌いだものの、相手得意の巴投げ2回と抑え込みで0-12のテクニカル一本負け。モスクビナが48・52?級で入賞経験のある常連トリビッチ(セルビア)に準決勝で敗れ、八木沼選手は敗者復活に回れず。決勝は0-3と先行されたトリビッチが技に入ったところで腰を負傷し棄権、ロシアの新鋭ルベルが初栄冠。

1位 ルベル・ポリナ(ロシア)
2位 トリビッチ・タチアナ(セルビア)
3位 モスクビナ・タチアナ(ベラルーシ)
3位 キリロバ・ガブリエラ(ブルガリア)

【女子56キロ級:参加12名】
 日本は不参加。世界2位4回のラジェバ(ブルガリア)が本命かと思われたが2回戦でセルビアの若手モリッチに1-12と苦杯。その勢いで勝ち進んだモリッチが初優勝。

1位 モリッチ・ディヤナ(セルビア)
2位 ルズメトワ・ウギジョン(ウズベキスタン)
2位 ラジェバ・エリーツァ(ブルガリア)
3位 ゼンチェンコ・タチアナ(ロシア)

【女子64キロ級:参加7名】
 日本は不参加。07年優勝のレシュコワ(ベラルーシ)と昨年優勝のゴルベルグ(ロシア)が順当に勝ち上がり決勝で対戦。細かく加点したレシュコワが王座を奪回した。

1位 レシュコワ・アナスタシア(ベラルーシ)
2位 ゴルベルグ・エカテリーナ(ロシア)
3位 チェラル・アドリアーナ(ルーマニア)
3位 カラウシュ・バレンティーナ(モルドバ)

【女子72キロ級:参加8名】
 日本は不参加。世界4回優勝のガリャント(ロシア)が準決勝で敗退、決勝では新顔対決をラドゼビッチ(ベラルーシ)が制する。

1位 ラドゼビッチ・カツィアリナ(ベラルーシ)
2位 サベンコ・タチアナ(ウクライナ)
3位 ガリャント・スベトラーナ(ロシア)
3位 ジルキバエワ・アリヤ(カザフスタン)

【女子+80キロ級:参加8名】
 日本は不参加。ロディーナ(ロシア)が自分より体格に勝るダビドゥコ(ウクライナ)やバリシック(ベラルーシ)を抑えて10回目の優勝、48?級モスクビナの記録に並んだ。

1位 ロディーナ・イリーナ(ロシア)
2位 バリシック・ユリア(ベラルーシ)
3位 ソップ・アンジェルカ(エストニア)
3位 ダビドゥコ・オルガ(ウクライナ)

【男子52キロ級:参加11名】
 大石健二選手が初参加。1回戦の相手はアジアの新参国ヨルダンのマカイダ・ハシェム。実力差のある相手を背負い投げや肩車で攻め、最後は腕十字で一本。2回戦ではベテランのクルリポ・アンドレイ(ベラルーシ)と対戦。袖返し、タックル、抑え込みを食らい0-12でテクニカル一本負け。クルリポが準決勝で06年世界1位のチェレンツォフ(ロシア)に敗れたため敗者復活はなし。決勝戦はチェレンツォフと昨年優勝のバイバティロフ(カザフスタン)、チェレンツォフが序盤に足技で2ポイント選手するが、後半に守ってしまいパッシブが重なり3-2でバイバティロフが逆転、2連覇を達成した。

1位 バイバティロフ・エルボラット(カザフスタン)
2位 チェレンツォフ・デニス(ロシア)
3位 クザナシビリ・ウシャンギ(グルジア)
3位 ジュラエフ・シャフカット(ウズベキスタン)
 
【男子62キロ級:参加16名】
 00・02年世界2位、08年3位の松本秀彦選手が11年連続12度目の出場。1回戦の相手は昨年逆ブロックで3位だったムカノフ(カザフスタン)、序盤に肩車で2ポイントを失う。追う展開になるが焦ったところを足取り、掬い投げ、再び肩車と決められ0-15でテクニカル一本負け。追ったところを合わせられるという悪いパターンにはまった試合だった。ムカノフが準決勝で今年欧州2位の新鋭ボリソフ(ブルガリア)に僅差で敗れて敗者復活に回れず。決勝では03年57?級世界2位のパニュコフ(ロシア)がボリソフに足関節を決めて世界初優勝。

1位 パニュコフ・アレクサンダル(ロシア)
2位 ボリソフ・ボリス(ブルガリア)
3位 セドイ・イーゴル(ベラルーシ)
3位 ムカノフ・アザマット(カザフスタン)

【男子74キロ級:参加25名】
日本は不参加。世界6回優勝のサビノフ(ウクライナ)が順当に勝ち上がり、決勝で03年62?級世界1位のムヒン(ロシア)と対戦。互角の展開で中盤まで進むが攻め手の多いサビノフがパッシブ1-0でリード。しかしムヒンが変型の肩車を決め1-1へ。内容差で負けているサビノフはアクティブでの再逆転を狙うがムヒンが必死に耐えてそのまま終了。1階級間を飛ばしての2階級制覇という珍しい記録を達成(68?級では05年欧州1位になっている)。

1位 ムヒン・デニス(ロシア)
2位 サビノフ・ビクトル(ウクライナ)
3位 アリケイ・アスルベック(カザフスタン)
3位 ダニエリャン・アショット(アルメニア)

【男子90キロ級:参加17名】
 菊地嘉幸選手が初参加。1回戦はシード、2回戦で06年世界1位のボダベリ(グルジア)と対戦。開始早々足取りで2ポイント奪いリードするが、帯取返しの体勢からスープレックス状に真後ろに持って行かれ4ポイント献上。後半でもう一度同じ技に入られ、今度は小内掛けで防ごうとするがそのまま反られて4ポイント。お互いにパッシブが入り3-9で試合終了。ボダベリが決勝に上がったので敗者復活戦へ。ここでは06年82?級世界2位のバシルチュック(ウクライナ)と対戦。立ち技では優位に進め、寝技でもバックについたところから横崩しで攻めるが逆転の膝十字固めをもらって一本負けに終わった。07・08年優勝のカズショナック(ベラルーシ)は初戦で06・07年2位のチェルノスクロフ(ロシア)に一昨年決勝のリベンジを許し3位止まり。決勝は序盤の1ポイントを守り切ったチェルノスクロフが悲願の初優勝。

1位 チェルノスクロフ・アルシム(ロシア)
2位 ボダベリ・ミンディア(グルジア)
3位 カズショナック・アンドレイ(ベラルーシ)
3位 バシルチュック・イワン(ウクライナ)

【男子+100キロ級:参加13名】
 豊田虎徹選手が初参加。1回戦で世界3回優勝、柔道でも活躍するリバク(ベラルーシ)と対戦。得意の隅返しの組手に入られ、距離を取って防ごうとするも腕をロックしての捨て身技に変化されて4ポイント。固めた腕をそのまま腕絡みで決められ、これも方向をずらしに行ったがそのまま伸ばされてアームバーのような状態で一本。リバクが決勝に進み敗者復活戦に回る。アフマトフ・ノディル(ウズベキスタン)と対戦、パッシブで1-0と先行して優位に試合を展開し、終盤にバテた相手を抑え込み、そこから腕絡みで一本勝ち。3位決定戦はカストロ(ベネズエラ)と対戦。序盤にアクティブを取られ、後半に攻めて相手にコーションが入るが170kgの巨漢を攻めあぐねてそのまま終了、0-0だがアクティブのある相手に軍配が上がりメダルを逃した。決勝は昨年と同じ顔合わせになり、序盤からミナコフが豪快な掬い投げなどでリード、後半にリバクが反撃するがミナコフが逃げ切って2連覇。

1位 ミナコフ・ビタリー(ロシア)
2位 リバク・ユーリー(ベラルーシ)
3位 イリエフ・イワン(ブルガリア)
3位 カストロ・ジュアン(ベネズエラ)


2日目(11月7日)

【女子52キロ級:参加4名】
日本は不参加。常連の出場が少なかったこの階級、アリエワ(ロシア)が決勝で足関節を決めて初制覇。

1位 アリエワ・ディアナ(ロシア)
2位 ラゾリワ・オルガ(ウクライナ)
3位 バツォバ・ゲルガナ(ブルガリア) 
3位 ルナール・ディスナ(ベネズエラ)

【女子60キロ級:参加9名】
日本は不参加。昨年優勝のヤンチェバ(ブルガリア)と2位のロペス(ベネズエラ)がともに欠場。昨年3位のプロコペンコ(ベラルーシ)が決勝ではコステンコ(ロシア)にアクティブ1個のリードを許すが試合終了間際に足取りから大内刈りで2ポイントを奪い逆転、初優勝を決めた。

1位 プロコペンコ・カツィアリナ(ベラルーシ)
2位 コステンコ・ヤナ(ロシア)
3位 イリエバ・イベリナ(ブルガリア)
3位 レピダ・アンナ(モルドバ)

【女子68キロ級:参加7名】
 日本は不参加。昨年優勝のプキテ(ラトビア)は欠場、07年優勝のウスルツォワ(ロシア)が2年ぶりの頂点。

1位 ウソルツェワ・オルガ(ロシア)
2位 タイジャノワ・カルジャン(カザフスタン)
3位 デリバシッチ・スネジャナ(セルビア)
3位 ダビドワ・マリアナ(モルドバ)

【女子80キロ級:参加6名】
 日本は不参加。決勝は昨年と同じ対戦になり06・08年優勝のオリャシュコバ(ブルガリア)が2年連続3度目の優勝。

1位 オリャシュコバ・マリア(ブルガリア)
2位 スボティナ・アンナ(ロシア)
3位 マンディッチ・バニャ(セルビア)
3位 マトロソワ・アナスタシア(ウクライナ)

【男子57キロ級:参加17名】
 伊藤要選手が初参加。1回戦はシード、2回戦で06年世界3位のチンチャラーゼ・アブタンディル(グルジア)と対戦。序盤は粘りを見せるが、自ら寝技に引き込む展開が多くパッシブで0-1。さらにアクティブ2回を取られ、終盤には4ポイントの投げももらって0-5で敗退。チンチャラーゼが準決勝で敗れて敗者復活には回れず。決勝は06年52?級世界2位のガシモフ(アゼルバイジャン)をジャイナコフ(カザフスタン)が僅差で下し、カザフスタンが軽量2階級を制した。昨年優勝のマシュコビッチ(ベラルーシ)はジャイナコフに敗れて3位に終わる。

1位 ジャイナコフ・ダウレン(カザフスタン)
2位 ガシモフ・イスラム(アゼルバイジャン) 
3位 トゥラクロフ・ラフシャン(ウズベキスタン)
3位 マシュコビッチ・アントン(ベラルーシ)


【男子68キロ級:参加20名】
 大原裕樹選手が初参加(エスポワールでは07年に出場)。1回戦の相手はカザフスタンの若手サンセルビン。アクティブ2個先行された後、寝技の展開でアキレス腱固めを決められ敗退。サンセルビンは世界4回優勝のバジレフ(ベラルーシ)らを破り決勝に進出、大原選手は敗者復活戦へ。1回戦でビンコ・ロディティ(スイス)と対戦。河津掛け、掬い投げ、抑え込みと決めて難なくテクニカル一本。2回戦の相手は前記のバジレフ、序盤に得意の捨て身技で4ポイントを取られ、巻き投げと抑え込みで加点された後に腕十字を決められ敗退。バジレフは3位決定戦で柔道アジア大会3位のキム(韓国)に敗れて5位。逆ブロックは05年世界1位のハシュバータル(モンゴル)が決勝へ。今年の世界柔道でも優勝している彼が安定感を見せつけ2度目の優勝、同一年にサンボと柔道の世界選手権で優勝という快挙を達成した。

1位 ハシュバータル・ツァガンバータル(モンゴル)
2位 サンセルビン・アルマン(カザフスタン)
3位 キム・クワンスブ(韓国)
3位 ショポフ・ステファン(ブルガリア)

【男子82キロ級:参加18名】
 小野瀬拓見選手が初参加。1回戦で今年欧州2位のバラバン(ウクライナ)と対戦、序盤に豪快な肩車を食らい4ポイント。波に乗る相手の勢いを止められず巻き投げ、抑え込み、足取りともらってしまい0-12でテクニカル一本負け。バラバンが準決勝で02年世界1位のハリトーノフ(ロシア)にアキレスを決められて敗退、小野瀬選手の敗者復活はなし。ハリトーノフは決勝でも06年3位のクツィア(グルジア)にアキレスを決めて7年ぶり2度目の優勝。

1位 ハリトーノフ・アレクセイ(ロシア)
2位 クツィア・ニコ(グルジア)
3位 アブドゥルガニロフ・マゴメット(ベラルーシ)
3位 バラバン・セルゲイ(ウクライナ)

【男子100キロ級:参加17名】
 田矢信二選手が2年連続3度目の参加。1回戦はシード、2回戦で07年世界1位のパブリアシビリ(グルジア)と対戦。長身の相手に上から持たれて払い腰と抑え込みで0-8、その後もパッシブと裏投げなどを受けて0-14でテクニカル一本負け。パブリアシビリが準々決勝で04・08年世界1位のイサエフ(ロシア)に腕十字で敗れたため敗者復活戦には回れず。決勝は昨年3位のホラカシェフ(タジキスタン)がイサエフを相手に立ち技で優位に展開するが、寝技で抑え込まれてしまい判定負け。イサエフが3度目の優勝を飾る。
 
1位 イサエフ・エブゲニー(ロシア)
2位 ホラカシェフ・ナビムハマット(タジキスタン)
3位 シオマチュキン・ヤウヘン(ベラルーシ)
3位 パブリアシビリ・ミリアン(グルジア)

【団体順位】
男子/ 1位 ロシア  2位 カザフスタン  3位 ベラルーシ  
女子/ 1位 ロシア  2位 ベラルーシ   3位 セルビア

【参加国】
イェメン、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ベルギー、ブルガリア、パナマ、シリア、チェコ、エストニア、フランス、ドイツ、英国、アイルランド、ギリシャ、イタリア、日本、カザフスタン、キルギスタン、モーリシャス、ラトビア、リトアニア、レバノン、マレーシア、モルドバ、モンゴル、モロッコ、グルジア、ルーマニア、ロシア、セルビア、スロベニア、ヨルダン、スイス、シンガポール、インドネシア、イラン、韓国、スペイン、タジキスタン、タイ、ウクライナ、米国、ウズベキスタン、ベネズエラ、フィリピン (役員のみ)スロバキア、キプロス、フィンランド                   
以上46ヶ国


【参加選手数】
男子154名、女子68名  計222名

<総評>

 4年前の世界エスポワール・ジュニアに参加した時点で分かっていたことだが、ギリシャの運営能力は高いとは言えず、今回も不安を抱えての遠征であった。予想通り諸々のトラブルがあった。宿舎が数ヶ所に分かれており、ID作成のためにタクシーで移動を強いられたり、計量が行われるホテルに体重計が用意されていなかったりとかなり振り回された。また、大会期間中の昼食は宿舎に戻らずに軽食が支給されるのみで不十分なレベルのものだった。加えて日本選手団は不運なことに受託荷物(スーツケース)が経由地のローマで積み残しされて到着が遅れ、試合直前のコンディショニングに支障をきたした。本来は次の便(半日後)で着くはずがその便でも13個中4個しか届かず、残り9個は丸1日後まで待たされるいう状況で、航空会社の対応にも疑問が残った。
 大会参加人数は昨年より若干少なかったが、レベルは高かった。松本選手はまさかの初戦テクニカル一本負けであったが、展開の綾もあり仕方なかった。点差ほどの実力差はないだろうし、今回の入賞者たちと勝負できる力はあると思う。是非万全の状態でまた挑戦してもらいたい。柔道で経験・実績十分の菊地商店勢(小野瀬・菊地・豊田各選手)が3人揃って参加し期待されたが、今回は「サンボの洗礼を浴びた」と言えよう。しかし世界トップレベルの選手の力を肌で感じることがたので、その差を埋めるべく努力・研究をしていけば上位に食い込んでくる可能性は十分にあるだろう。その他の選手たちもそれぞれの課題が見えたはずなので次回に向けて頑張ってほしい。
 各国の選手の中では、モンゴルのハシュバータル選手の活躍が光った。決勝では先行されたが全く慌てることなくチャンスを見逃さずに逆転しており、勝負強さを見せた。本文にも書いたが柔道の世界選手権の2ヶ月後にサンボの世界選手権に参加しダブル優勝は偉業である。柔道のルール変更(足取り系の技の禁止)でサンボとの住み分けがされてくるかもしれないが、今後も参加してほしい逸材である。その他の試合では、昨年に続いてロシア寄りの判定が多く見られた。特に90kg級・100kg級の決勝はロシアにパッシブがなかなか入らず場内ブーイングの嵐であった。男子6階級・女子4階級を制したロシア、その選手層の厚さやレベルの高さは確かであるが、不公平な形で独り勝ちを続けるのは競技発展のためにはならないと思う。
 大会期間中にFIAS会議と役員改選が行われ、1期4年会長を務めたルードマン・ダビド氏(米国)が勇退、シェスタコフ・ワシリー氏(ロシア)が新会長に選出された。ルードマン氏は第1副会長に就任、また元会長のコンテ・フェルナルド氏(スペイン)は名誉会長に推戴された。 
[文責:筒井 穣]

2009年11月23日月曜日

2009年少年少女サンボオープン大会

日程:11月23日
会場:スポーツ会館

<幼年の部>
優 勝 戸田純人(木口道場)
凖優勝 吉澤 禅(スポーツ会館SKキッズ)

<男子/小学1〜2年生の部>
優 勝 深田雄智(AACC)
凖優勝 青野健也(AACC)

<男子/小学3〜4年生の部>
優 勝 稲葉海人(AACC)
凖優勝 藤井虹太(三多摩サンボスクール )

<男子/小学5〜6年生の部>
優 勝 神 鉄平(AACC)
準優勝 阿部敏弥(水戸スポーツクラブ)

<男子/中学生の部>
優 勝 安斉隼人(AACC)
準優勝 澤田龍人(AACC)

<女子/小学1〜3年生の部>
優 勝 花井絢香(パラエストラ東京)
凖優諸 宮崎皓美(三多摩サンボスクール)

<女子/小学4〜6>
優 勝 澤田千優(AACC)
凖優勝 別宮早紀(アンプラグド国分寺)

2009年11月9日月曜日

2009世界サンボ選手権大会(シニア)日本代表選手結果

【2009世界サンボ選手権(シニア)】試合結果

[八木沼(女子48kg)]
・一回戦 vs ベラルーシ 0―12 テクニカル負け

[大石(男子52kg)]
・一回戦 vs ヨルダン 腕十字固め 一本勝ち
・二回戦 vs ベラルーシ テクニカル負け

[伊藤(男子57kg)]
・一回戦 vs シード
・二回戦 vs グルジア 0―5 判定負け

[松本(男子62kg)]
・一回戦 vs カザフスタン 0―15 テクニカル負け

[大原(男子68kg)]
・一回戦 vs カザフスタン アキレス腱固め 一本負け
・敗者復活戦一回戦 vs スイス 12―0 テクニカル勝ち
・敗者復活戦二回戦 vs ベラルーシ 腕十字固め 一本負け

[小野瀬(男子82kg)]
・一回戦 vs ウクライナ 0―12 テクニカル負け

[菊地(男子90kg)]
・一回戦 vs グルジア 3―9 判定負け
・敗者復活戦一回戦 vs ウクライナ 膝十字固め 一本負け

[田矢(男子100kg)]
・一回戦 vs シード
・二回戦 vs グルジア 0―14 テクニカル負け

[豊田(男子+100kg)]
・一回戦 vs ベラルーシ 腕固め 一本負け
・敗者復活戦一回戦 vs ウズベキスタン 腕がらみ 一本勝ち
・三位決定戦 vs ベネズエラ 0―0 アクティブ負け
※第5位 入賞

2009年10月30日金曜日

2009世界サンボ選手権大会(エスポワール・ジュニア) 試合レポート

2009年世界サンボ選手権大会(エスポワール・ジュニア) の筒井穣氏による試合レポート

(於:ブルガリア・サモコフ)

2009年10月16~18日

初日(10月16日)

【男子ジュニア48kg級:参加11名】
中島涼選手(桐蔭学園高等学校)が初参加。初戦でミルコフ・ロッセン(ブルガリア)と対戦。1ポイントずつ細かく取り合う展開で2-1とリード。その後払い腰に入ったところを持ち上げられて腹這いになり1ポイント献上。2-2のラストポイントで負けている展開だったが試合終了間際の小内刈りが決まって3-2と逆転勝利。2回戦の相手はバギロフ・アリフ(ベラルーシ)、往年のチャンピオン、バギロフ・ナティクの息子である。背負い投げ、大内刈りなどで得点を重ねられた後に抑え込みも入ってテクニカル一本負け。バギロフが準決勝で敗れて敗者復活戦には回れず。バギロフは3位。

【男子エスポワール62kg級:参加14名】
松井高光選手(横浜国立大学)が昨年のジュニア60kg級に続いて参加。初戦のアダミヤン・アルメン(アルメニア)戦では開始早々の足取りで1ポイントを取られるが、組手を落とした際に相手が肩を負傷。2分間のメディカルタイムを超えてしまい棄権勝。2回戦の相手はナザロフ・フシュバフト(タジキスタン)。長身の相手に上から落とされアクティブとパッシブが重なる展開で0-3。小内刈りで1ポイント返すが、追撃したところを返されて抑え込まれ1-7で敗退。ナザロフが準決勝で敗れて敗者復活戦には回れず。ナザロフは3位。

2日目(10月17日)

【男子ジュニア81kg級:参加11名】
一盛奨選手(札幌光星高等学校)が初参加。1回戦はシード、2回戦でイリン・ベャチェスラフ(ロシア)と対戦。序盤から相手の圧倒的なパワーに押されて劣勢、一度目の腕十字は逃げたが二度目に決められ一本。イリンが準決勝で敗れて敗者復活戦には回れず。イリンは3位。

【男子エスポワール68kg級:参加13名】
嶋田元紀選手(日本ウェルネススポーツ専門学校)が一昨年のジュニア70?級以来2年ぶりの参加。初戦でナランフー・バータルフー(モンゴル)と対戦。大会3週間前に膝を負傷しており本来の動きができず、得意のリフトのチャンスが2回あったがいずれもポイントに繋げられなかった。引き落としやタックルなどで細かく加点されて0-7で敗退。ナランフーが準決勝で敗れて敗者復活戦には回れず。ナランフーは5位。

3日目(10月18日)

【男子ジュニア70kg級:参加14名】
菅原佑太選手(暁星高等学校)が初参加。アバシビリ・ベルディア(グルジア)と対戦。粘りを見せるが0-4で敗退。アバシビリが2回戦で敗れて敗者復活戦には回れず。アバシビリは5位。

【男子ジュニア87kg級:参加11名】
草野太智選手(暁星高等学校)が6月のアジア選手権に続いての参加。1回戦はシード、2回戦の相手は昨年の同級王者のオシペンコ・ビクトル(ロシア)。積極的に前に出て相手に技に入らせず、グラウンドで受けた膝固めや腕十字も守り切った。後半になって攻めが止まったところでパッシブをもらい0-1で敗れたが、善戦と言えよう。オシペンコが決勝に進んだため敗者復活戦へ。オクパニ・ビラル(フランス)との対戦では序盤にタックルで1ポイントを奪う。その後相手にパッシブも入り2-0。後半、相手の掬い投げで転がってしまうが、手を付いている状態からだったので1ポイント、逆転を免れてそのまま2-1で勝利。3位決定戦に進み、クルマノフ・イェルダウリェット(カザフスタン)と対戦。1ポイント先行された後、担ぎ技に入ったところで肩を痛める。その瞬間に腕十字に入られ一本負け。メダルには届かなかったが5位入賞を果たした。優勝はオシペンコで同級2連覇達成。

【男子エスポワール57kg級:参加13名】
佐藤都夢選手(東海大学)が初参加。1回戦でロジコフ・ルフトゥロ(タジキスタン)と対戦。

序盤に袖釣り込み腰を受け、一度は踏ん張るが逆方向に捻られ一本負け。ロジコフが決勝に進んだため敗者復活戦へ。ここでもハイダロフ・ボビル(ウズベキスタン)の波状攻撃を受けてテクニカル一本負け。優勝はロジコフ。


【参加国】
アゼルバイジャン、アルメニア、ベラルーシ、ベルギー、ブルガリア、エストニア、フランス、ドイツ、ギリシャ、べネズエラ、グルジア、カザフスタン、キルギスタン、リトアニア、モルドバ、モンゴル、ロシア、ルーマニア、セルビア、米国、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、ウクライナ、日本 以上25ヶ国

【参加選手数】 男子ジュニア115名、女子ジュニア58名
       男子エスポワール102名、女子エスポワール57名 計332名

<各階級優勝者>

【男子ジュニア】
48kg級 カンジャノフ・ベインベット(カザフスタン)
52kg級 カラウロフ・ワシリー(ロシア)
56kg級 バリュコフ・ウラジミル(ロシア)
60kg級 プシダトク・ラマザン(ロシア)
65kg級 ガンボルド・ヘルレン(モンゴル)
70kg級 グルイェフ・ズルフルガル(アゼルバイジャン)
75kg級 レベデフ・ゲオルギー(ロシア)
81kg級 クシュニル・アリャクセイ(ベラルーシ)
87kg級 オシペンコ・ビクトル(ロシア) ※2連覇
+87kg級 レゼシーゼ・スラビク(グルジア)

団体順位 1位 ロシア  2位 カザフスタン  3位 アゼルバイジャン 

【女子ジュニア】
40kg級 ビクベルディナ・クリスティーナ(ロシア) ※2連覇
44kg級 クレトワ・ナディア(ウクライナ)
48kg級 オソヤヌ・タチアナ(モルドバ)
52kg級 バツォバ・ゲルガナ(ブルガリア)
56kg級 ドゥダ・ボルハ(ベラルーシ)
60kg級 イリエバ・イベリナ(ブルガリア) ※2連覇
65kg級 バルコワ・エカテリーナ(ロシア)
70kg級 プロコペンコ・アレーナ(ロシア) ※2連覇
75kg級 ジュロバ・テレザ(ブルガリア)
+75kg級 シネロワ・インガ(ロシア)

団体順位 1位 ロシア  2位 ベラルーシ  3位 ブルガリア

【男子エスポワール】
48kg級 バルタベク・クズメット(カザフスタン)
52kg級 カリモフ・アクマリディン(タジキスタン) ※昨年のジュニア48?と連覇
57kg級 ロジコフ・ルフトゥロ(タジキスタン)
62kg級 アッバソフ・ヤシャル(アゼルバイジャン)
68kg級 ナズツリシビリ・レバン(グルジア)
74kg級 ラマンチュック・アリャクセイ(ベラルーシ)
82kg級 ポリャンスコフ・ミハイル(ロシア)
90kg級 ハンジュヤン・アルセン(ロシア)
100kg級 ディチェフ・ダニエル(ブルガリア)
+100kg級 ゴンジラシビリ・ミリアニ(グルジア)

団体順位 1位 ロシア  2位 カザフスタン  3位 グルジア

【女子エスポワール】
44kg級 ブリロワ・エカテリーナ(ロシア)
48kg級 ロプトゥノワ・エレナ(ロシア)
52kg級 ウバイドゥラエワ・ディルドラ(ウズベキスタン)
56kg級 アリエワ・マリアンナ(ロシア)
60kg級 グリツァイ・エカテリーナ(ロシア) ※2連覇
64kg級 クサノワ・ジュナラ(ロシア)
68kg級 バルダコワ・ナタリヤ(ロシア)
72kg級 ポタポワ・ユリア(ロシア)
80kg級 カチャロフスカヤ・アレーナ(ロシア) ※昨年のジュニア75?級と連覇
+80kg級 イスランベコワ・マリャム(ロシア)

団体順位 1位 ロシア  2位 ベラルーシ  3位 カザフスタン

<総評>
 例年並みの規模で盛況だった今大会、参加国は若干少なかったが(昨年32、今年25)これは昨年の大会がアジア選手権の直後にありアジア諸国の参加が多かったためと考えてよいだろう。地元ブルガリアと強豪ロシア・ベラルーシ・カザフスタンらがほぼ全階級参加という陣容だったので参加人数はほとんど変わりなかった。運営に関しても手慣れているブルガリアのスタッフがスムーズに進めており特に混乱は見られなかった。会場は昨年完成したばかりの綺麗なものであり、宿舎・食事のレベルも十分だった。

 日本選手団は選手7名と、ジュニア世代のみの遠征としては過去最大の人数であった。初出場4名の中では中島選手の活躍が光った。リードしていたのを2-2にされた展開はいただけなかったが、ラスト1秒で逆転勝ちするという勝負強さも見せてくれた。敗れた相手のバギロフはさすが元世界王者の息子であり、父親ナティク氏の得意技も使っていた。今回は3位に終わったが楽しみな選手である。菅原選手も受けが強く、攻撃力を身につければもっと好勝負が期待できるだろう。一盛選手はパワー負け、佐藤選手は普段レスリングの練習がほとんどなので着衣の技術に対応できなかった。 

 松井選手は昨年同様の展開でパッシブを重ねられてしまったが、得意の足技で1ポイント返したのは大きい。やはり力で技を封じられている感が強いので、その克服が課題であろう。エスポワール最後の年に賭けて階級も落とした嶋田選手だったが、何しろ膝の怪我が悔やまれる。メダルに絡める地力があっただけに残念だが、帰国後手術する予定とのことだったので、きちんと治してまたシニアの舞台で活躍してくれることを願う。草野選手は強豪相手にも飲まれることなく強気で試合を進め、ロシアのチャンピオンを苦しめた。得点能力を身につけるのが急務であるが、現段階でこの結果は上々だと思う。

 チーム全体はよく協力し合っていい雰囲気だった。特に年長の嶋田選手が気を遣ってくれて団長としても助かった。近年、国内ではエスポワールの選手数が少ないが、今回の参加者のようにやる気のある選手たちが多くなってきているのは喜ばしいことである。

 なお、大会終了後3日間にわたりソフィア市のサンボクラブ「イリンデン」の練習に参加させていただき、いい経験となった。ここで感謝の意を述べたい。選手たちは、試合はもちろんのこと練習でも多くのことを吸収したと思うので是非今後に生かしてもらいたい。

2009年10月21日水曜日

2009世界サンボ選手権大会(エスポワール・ジュニア) 日本人選手結果

世界サンボ選手権(エスポワール・ジュニア) 日本人選手結果

10月16~18日 於:ブルガリア・サモコフ市

【ジュニアの部(17・18歳)】
○48kg級(11人出場)
・中島涼(桐蔭学園高等学校) 
※52kg級の予定を48kg級に変更
1回戦 vs ロッセン・ミルコフ(ブルガリア) 3-2 判定勝
2回戦 vs アリフ・バギロフ(ベラルーシ) 0-12 テクニカル一本負け


○70kg級(14人出場)
・菅原佑太(暁星高等学校)
1回戦 vs ベルディア・アバシビリ(グルジア) 0-4 判定負


○81kg級(11人出場)
・一盛奨(札幌光星高等学校)
1回戦 シード
2回戦 vs ベャチェスラフ・イリン(ロシア) 腕十字固 一本負


○87kg級(11人出場)
・草野太智(暁星高等学校)
1回戦 シード
2回戦 vs ビクトル・オシペンコ(ロシア) 0-1 判定負
敗復1回戦 vs ビラル・オクパニ(フランス) 2-1 判定勝
3位決定戦 vs イェルダウリエット・クルマノフ(カザフスタン) 腕十字固 一本負

-----5位入賞


【エスポワールの部(19・20歳)】
○57kg級(13人出場)
・佐藤都夢(東海大学)
1回戦 vs ルトゥフロ・ロジコフ(タジキスタン) 袖釣込腰 一本負
敗復1回戦 vs ボビル・ハイダロフ(ウズベキスタン) 0-12 テクニカル一本負


○62kg級(14人出場)
・松井高光(横浜国立大学)
1回戦 vs アルメン・アダミヤン(アルメニア) 試合途中で負傷棄権勝
2回戦 vs フシュバフト・ナザロフ(タジキスタン) 1-7 判定負


○68kg級(13人出場) 
・嶋田元紀(日本ウェルネススポーツ専門学校)
1回戦 vs バータルフー・ナランフー(モンゴル) 0-7 判定負

☆参加25ヶ国、選手数約320人

2009年10月5日月曜日

2009世界サンボ選手権大会(シニア)選手団確定

11月3~10日の日程で派遣する、世界サンボ選手権(シニア)の選手団が確定しました。

・遠征日程:11月3日~10日(大会日程:11月5~9日)
・開 催 地:ギリシャ共和国テサロニキ市

【役 員】 
団長/審判  筒井 穣(日本サンボ連盟 審判副委員長)
監督   萩原幸之助(日本サンボ連盟 理事)
補助役員   松本真理子 
補助役員   小野瀬雅仁(クロスポイント吉祥寺)
 

【女子の部】 
48kg級    八木沼志保(アンプラグド国分寺)
08~09年全日本選手権優勝

【男子の部】
52kg級    大石健二(三多摩サンボスクール)
         09年全日本選手権優勝   

57kg級    伊藤 要(三多摩サンボスクール)
04・09年全日本選手権優勝

62kg級    松本秀彦(木口道場)
         99~09年全日本選手権優勝、00・02年世界選手権2位、08年同3位

68kg級   大原裕樹(誠心館 格闘クラブ)
         09年全日本選手権優勝 

82kg級    小野瀬拓見(菊地商店)
09年全日本選手権優勝 
   
90kg級    菊地嘉幸(菊地商店)
09年全日本選手権優勝 

100kg級    田矢信二(無所属)
09年全日本選手権優勝 

+100kg級   豊田虎徹(菊地商店)
09年全日本選手権優勝
            
以上 13名

2009年9月24日木曜日

2009世界サンボ選手権大会(エスポワール・ジュニア)選手団決定

10月14~23日の日程で派遣する、世界サンボ選手権(エスポワール・ジュニア)の選手団が確定しました。

2009年世界サンボ選手権大会(エスポワール・ジュニア)日本代表選手団 


・遠征日程:10月14日~23日(大会日程:10月15~19日)
・開催地:ブルガリア共和国サモコフ市


【役 員】
団長/審判   筒井 穣  日本サンボ連盟 審判副委員長
随行     松井千津子
随行 本間江津子

  
【男子ジュニア/17・18歳の部】
52kg級    中島 涼(桐蔭学園高等学校) 
09年全日本選手権エスポワール57kg級2位

70kg級    菅原佑太(暁星高等学校)
09年全日本選手権エスポワール74kg級2位

81kg級    一盛 奨(札幌光星高等学校)
09年全日本選手権エスポワール82kg級2位

87kg級    草野太智(暁星高等学校)
09年全日本選手権エスポワール90kg級優勝


【男子エスポワール/19・20歳の部】
57kg級    佐藤都夢(東海大学)
09年全日本選手権エスポワール57kg級優勝

62kg級    松井高光(横浜国立大学)
08年全日本選手権エスポワール62kg級優勝

68kg級    嶋田元紀(日本ウェルネススポーツ専門学校)
09年全日本選手権エスポワール74kg級優勝

以上 10名

2009年9月18日金曜日

【大会結果】2009CAMƂOフレッシュマンズカップ結果

於:横浜南スポーツセンター

62kg級
優勝:市川達朗(八戸工業大学)
2位:廣瀬 剛(M-WORKS)
3位:河澄亮祐(木口道場)
   有働征弘(スポーツ会館)
5位:櫻井孝男(蒲田サンボアカデミー)
   漆館宗太(横浜サンボアカデミー)

68kg級
優勝:綾 千春(日本ウェルネススポーツ専門学校)
2位:中易俊之(ポゴナ・クラブジム)
3位:明妻 健(日本ウェルネススポーツ専門学校)

74kg級
優勝:遠藤俊平(木口道場)
2位:鈴木和生(三多摩サンボスクール)
3位:豊田健児(横浜サンボアカデミー)
   須藤 大(神奈川大学)
5位:秋山 昇(M-WORKS)
   倉本和男(横浜サンボアカデミー)

82kg級
優勝:川端拓馬(八戸工業大学)
2位:岩本壮司(日本ウェルネススポーツ専門学校)
3位:山下和紀(蒲田サンボアカデミー)

MVP
74kg級優勝
遠藤俊平(木口道場)

2009年7月21日火曜日

審判・ルール講習会

--審判・ルール講習会のお知らせ---

下記のとおり審判・ルール講習会を行いますので奮ってご参加下さい。
また、各所属での告知方よろしくお願いします。

【期  日】 平成21年8月30日(日)

【会  場】 クロスポイント吉祥寺 / 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-11-20鴨下ビル

【最寄駅・道順】 吉祥寺駅北口(中央口)下車 徒歩約6分
吉祥寺大通り(ヨドバシカメラのある通り)を北上、五日市街道とのT字(「吉祥寺駅北」交差点)を右折、セブンイレブンの隣

【時 程】
13:00~ 受付・登録
13:30~15:00 ルールの基本事項の説明
15:15~16:30 審判法の実際、複雑な状況の説明等
16:30~17:00 模擬スパーリングによる審判法の実地練習 

【受講料】 500円(ただし、当日に資格の受験をされる方は受験料に含みます)

【参加方法】
・資格取得(C級)希望の方は、受付時に申請して下さい 。
講習終了後、原則としてC級を取得できます。
・昇級希望の方は、講習会終了後に審判委員会で可否を決定します。
・資格の有無を問わず聴講歓迎いたします。

【持ち物】
・筆記用具 ・運動しやすい服装 ・写真2枚(3x4cm / 新規資格取得希望者)
・笛、審判シャツまたはリストバンド(貸出しも行います)
・ルールブック(お持ちでない方には当日配布します。ただし、聴講のみの方には400円で販売します)
・模擬スパーリングをしていただける方は、サンボ着・シューズなどをご持参願います。

【受験料・認定料】
資 格/ 受験料/ 認定料
特A級審判員/ 無し/ 10,000円
A級審判員/ 2,000円/ 8,000円
B級審判員/ 2,000円/ 6,000円
C級審判員/ 2,000円/ 3,000円

【申込み・問合せ】
※下記メールアドレス、もしくは担当者(筒井)の携帯電話にお願いします。

担当者:筒井 穣 携帯電話 090-6148-8689 
連盟メールアドレス sambo_japan@hotmail.com

〒169-0073 東京都新宿区百人町2-24-6-4F アブソリュート・エンタープライズ内 日本サンボ連盟 

2009年7月5日日曜日

【大会結果】第35回全日本サンボ選手権大会

2009年(平成21年)7月5日
東京・財団法人スポーツ会館

<男子シニアの部>
【52kg級】
第1位:大石 健二 (三多摩サンボスクール)
第2位:小野寺 基泰 (スポーツ会館)
第3位:渡辺 和久 (木口道場)
第3位:吉成 仁 (スポーツ会館)

【57kg級】
第1位:伊藤 要 (三多摩サンボスクール)
第2位:八重樫 大輔 (横浜サンボアカデミー)
第3位:鈴木 岳男 (TEAM KAZE)
第3位:柴生田 大輔 (スポーツ会館)

【62kg級】
第1位:松本 秀彦 (木口道場)
第2位:稲葉 雄基 (木口道場)
第3位:櫻井 孝男 (蒲田サンボアカデミー)
第3位:小野瀬 雅仁 (クロスポイント府中)

【68kg級】
第1位:大原 裕樹 (誠心館 格闘クラブ)
第2位:石田 一 (新潟サンボクラブ)
第3位:中島 大輔 (三多摩サンボスクール)
第3位:鈴木 康裕 (スポーツ会館)

【74kg級】
第1位:高本 裕和 (アンプラグド国分寺)
第2位:嘉見 俊宏 (山田スポーツクラブ)
第3位:丸山 航平 (日本ウェルネススポーツ専門学校)
第3位:重石 徹 (SKアブソリュート)

【82kg級】
第1位:小野瀬 拓見 (菊地商店)
第2位:勢田 誠一 (TEAM KAZE)
第3位:椎名 淳 (興武館)
第3位:門倉 豪 (無所属)

【90kg級】
第1位:菊地 嘉幸 (菊地商店)
第2位:小澤 幸康 (TEAM KAZE)
第3位:千葉 記位 (SKアブソリュート)
第3位:本田 和嘉 (菊地商店)

【100kg級】
第1位:田矢 信二 (無所属)
第2位:吉田 靖宏 (興武館)    

【+100kg級】
第1位:豊田 虎徹 (菊地商店)
第2位:丸田 剛 (JMSDF横須賀)
第3位:上本 裕祥 (TEAM KAZE)  

最優秀選手賞 小野瀬拓見


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<男子エスポワールの部>
【57kg級】
第1位:佐藤 都夢 (東海大学レスリング部)
第2位:中島 涼 (私立桐蔭学園)
第3位:鈴木 知徳 (大阪経済法科大学)

【62kg級】
第1位:渡部 圭輔 (尚志道場)
第2位:大山 悟 (尚志道場)
第3位:島﨑 大 (大阪経済法科大学)

【74kg級】
第1位:嶋田 元紀 (日本ウェルネススポーツ専門学校)
第2位:菅原 佑太 (三多摩サンボスクール)  

【82kg級】
第1位:坂本 勇哉 (大阪商業大学)
第2位:一盛奨 (三多摩サンボスクール)
第3位:川端 拓馬 (八戸工業大学)

【90kg級】
第1位:草野 太智 (三多摩サンボスクール)
第2位:高森 真 (大阪商業大学)  

【100kg級】
第1位:池田 恭教 (大阪商業大学)
第2位:崩 孝介 (八戸工業大学)
第3位:能藤 瑛 (八戸工業大学)

最優秀選手賞 坂本勇哉


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<女子の部>
【48kg級】
第1位:八木沼 志保 (アンプラグド国分寺)  

【58kg級】
第1位:塩田 さやか (AACC)
第2位:本田 綾香 (追浜柔友会)
第3位:西高 紫野 (土浦日本大学高等学校)

2009年6月9日火曜日

2009アジアサンボ選手権大会結果

アジア選手権の結果(日本人出場階級)をお送りします。

・シニア男子52kg級(参加5名)
1位 ジュラエフ・シャフカット(ウズベキスタン) 02・05年世界1位
2位 スレイメノフ・アルマス(カザフスタン)
3位 スリャノフ・ウラジミール(ロシア)
3位 渡辺和久


--渡辺和久(木口道場)
1回戦 vs トゥルグンバエフ・カイラット(キルギスタン) 不戦勝
準決勝 vs ジュラエフ・シャフカット(ウズベキスタン) 0-12 テクニカル一本負


・シニア男子57kg級(参加7名)
1位 バイバティロフ・エルボラット(カザフスタン) 08年52kg級世界1位
2位 ヘハサム・アフマッド(イェメン)  
3位 トゥラクロフ・R(ウズベキスタン)
3位 ナルベオフ・Z(キルギスタン)

--関屋忠治(スポーツ会館)
1回戦 シード
2回戦 vs バイバティロフ・エルボラット(カザフスタン) 1-5 判定負
3位決定戦 vs ナルベオフ・Z(キルギスタン) 0-2 判定負


・シニア68kg級(参加9名)
1位 ムカロフ・アザマット(カザフスタン)
2位 スレシュ・クマル(インド)
3位 シュクロフ・シャフルフ(ウズベキスタン)
3位 デイヒム・ファルダリ(イラン)

--鈴木康裕(スポーツ会館)
1回戦 vs シェマザシビリ・ゲオルギ(ロシア) 0-2 判定負


・シニア90kg級(参加11名)
1位 クルバノフ・アコビル(ウズベキスタン) 07年世界3位
2位 ナジブラ・オマルヒル(アフガニスタン)
3位 ソリホン・プロジャン(タジキスタン)
3位 マウラナ・アドリアンシャン(インド)

--榊原啓三(木口道場)
1回戦 vs プリゴダ・アレクサンダル(ロシア) 0-5 判定負


・ジュニア87kg級(参加6名)
1位 ルカシュク・イリヤ(ロシア)
2位 ベクバラエフ・アイベック(キルギスタン)
3位 クルマノフ・イェルダウレット(カザフスタン)
3位 キディロフ・ジュラベック(ウズベキスタン)

--草野太智(暁星高等学校)
1回戦 シード
準決勝 vs ベクバラエフ・アイベック(キルギスタン) 0-6 判定負
3位決定戦 vs キディロフ・ジュラベック(ウズベキスタン) 1-5 判定負

2009年6月3日水曜日

2009アジアサンボ選手権大会シニア結果

52kg
渡辺和久選手(木口道場) 3位
1回戦 カザフスタン ○ 不戦勝
準決勝 ウズベキスタン × テクニカル1本

57kg
関屋忠治選手(スポーツ会館) 5位
2回戦 カザフスタン × 判定
3位決定戦 キルギスタン 判定

68kg
鈴木康裕選手(スポーツ会館)
1回戦 ロシア × 判定

90kg
榊原啓三選手(木口道場)
1回戦 ロシア × 判定

2009年4月28日火曜日

2009アジアサンボ選手権大会選手団確定

5月31日~6月6日の日程で派遣する、アジアサンボ選手権の選手団が確定しました。

2009年アジアサンボ選手権代表選手団

・遠征日程:5月31日~6月6日(大会日程:6月1~5日)
・開催地:ウズベキスタン共和国タシケント市


【役 員】 

団長/審判 筒井  穣(日本サンボ連盟 審判副委員長) 
                  
監督      吉澤  昌(MCアブソリュート)

コーチ/通訳  和崎聖日(京都大学 大学院)


【男子ジュニア(1991・92年生)の部】
87kg級  草野太智(暁星高等学校)
       08年全日本選手権エスポワール90kg級優勝

【男子シニアの部】
52kg級  渡辺和久(木口道場)
       06~08年全日本選手権優勝 

57kg級 関屋忠治(スポーツ会館)
       08年全日本選手権優勝

68kg級  鈴木康裕(スポーツ会館)
08年全日本選手権3位
   
90kg級  榊原啓三(木口道場)
93・98・99年全日本選手権優勝、08年同2位

以上 8名

2009年4月12日日曜日

【大会結果】第7回東日本選手権大会

2009(平成21年)年4月12日
町田市総合体育館サブアリーナ

主催:神奈川県サンボ連盟
後援:日本サンボ連盟

<男子シニアの部>
【57kg級】
第1位:八重樫 大輔 (サンボアカデミー横浜)
第2位:大石 健二 (三多摩サンボスクール)
第3位:松江 宜彦 (蒲田サンボアカデミー)  

【62kg級】
第1位:清水 清隆 (SKアブソリュート)
第2位:鈴木 岳男 (TEAM-KAZEE)
第3位:守屋 直樹 (M-WORKS)
第3位:稲葉 雄基 (木口道場)

【68kg級】
第1位:大原 裕樹 (誠心館 格闘クラブ)
第2位:中島 大輔 (三多摩サンボスクール)
第3位:森 不二夫 (サンボアカデミー横浜)
第3位:綾 千春 (日本ウェルネススポーツ専門学校)

【74kg級】
第1位:嶋田 元紀 (日本ウェルネススポーツ専門学校)
第2位:大野 真治 (木口道場)
第3位:高松 宗史郎 (スポーツ会館)
第3位:岡 晴彦 (サンボアカデミー横浜)

【82kg級】
第1位:勢田 誠一 (パラエストラ仙台)
第2位:照井 新矢 (三多摩サンボスクール)
第3位:一盛奨 (三多摩サンボスクール)
第3位:山下 和紀 (蒲田サンボアカデミー)

【90kg級】
第1位:千葉 記位 (SKアブソリュート)
第2位:草野 太智 (三多摩サンボスクール)
第3位:上条 裕二 (スポーツ会館)  

【100kg級】
第1位:守光 博史 (木口道場)
第2位:ベルナール・アッカ (フリー)
第3位:崩 孝介 (八戸工業大学)  

最優秀選手賞 嶋田元紀


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<チビッコの部>
優秀賞 澤田 龍人(AACC)
      佐竹 育巳(善道館 尚志道場)
      佐竹 帝巳(善道館 尚志道場)
      川田 涼(善道館 尚志道場)
敢闘賞 藤井 丈輝(三多摩サンボスクール)
      赤間 勇斗(善道館 尚志道場)
      人見 賢太(善道館 尚志道場)
      吉澤 拳斗(AACC)
健体賞 澤田 龍斗(AACC)
      佐竹 育巳(善道館 尚志道場)

2009年3月11日水曜日

2009アジアサンボ選手権大会のお知らせ

2009年 アジアサンボ選手権

【開催地】 ウズベキスタン共和国 タシケント市

【遠征日程】

5月31日(日) 成田空港出発、ソウル経由で同日夜にタシケント着(大韓航空利用)
6月1日(月) シニア全階級 計量
6月2日(火) シニア全階級 試合/エスポワール全階級 計量
6月3日(水) エスポワール全階級 試合/ジュニア全階級・コンバットサンボ全階級 計量
6月4日(木) ジュニア全階級・コンバットサンボ全階級 試合
6月5日(金) 世界選抜 試合~同日夜タシケント発
6月6日(土) ソウル経由で成田空港到着

*「世界選抜」は世界選手権・アジア選手権(エスポワール・ジュニアも含む)の入賞経験者が対象の試合です。
6/2~4の試合で入賞した選手もその権利を得ます。


【実施階級】

男子シニア(1988年以前生) 52,57,62,68,74,82,90,100,+100㎏級[9階級] 
女子シニア(1988年以前生) 48,52,56,60,64,68,72,80,+80㎏級[9階級]
男子エスポワール(1989・90年生) 48, 52,57,62,68,74,82,90,100,+100㎏級[10階級]
女子エスポワール(1989・90年生) 44, 48,52,56,60,64,68,72,80,+80㎏級[10階級]
男子ジュニア(1991・92年生) 48, 52,56,60,65,70,75,81,87,+87㎏級[10階級]
女子ジュニア(1991・92年生) 40, 44, 48,52,56,60,65,70,75,+75㎏級[10階級]
男子コンバットサンボ(1988年以前生) 52,57,62,68,74,82,90,100,+100㎏級[9階級] 


*詳しい要項・申込書をご希望の方は日本サンボ連盟(sambo_japan@hotmail.com)にご連絡下さい。

2009年2月15日日曜日

【大会結果】第15回全日本学生サンボ選手権大会

2009年2月15日
東京・財団法人スポーツ会館

【68kg級】
第1位:武内 晃弘 (大阪商業大学)
第2位:小野瀬 雅仁 (職業能力開発総合大学校東京校)
第3位:須崎 康文 (明治大学)
第3位:高松 宗史郎 (明治大学)

【74kg級】
第1位:片桐 速斗 (大阪商業大学)
第2位:平野 雅大 (桐蔭横浜大学)
第3位:丸山 航平 (日本ウェルネススポーツ専門学校)
第3位:市川 裕一朗 (八戸工業大学)

【82kg級】
第1位:村田 真也 (大阪商業大学)
第2位:照井 新矢 (工学院大学)
第3位:一盛奨 (札幌光星高校)
第3位:廣内 義孝 (八戸工業大学)

【90kg級】
第1位:二ノ坂 啓 (東海大学大学院)      

【+90kg級】
第1位:吉井 辰哉 (大阪商業大学)
第2位:崩 孝介 (八戸工業大学)    

【最優秀選手賞】
片桐 速斗