2014年6月27日金曜日

【インタビュー】岡倫之選手がアジアサンボ選手権で銅メダルに輝く!「世界にも通用すると実感できた」

2014年11月に千葉県成田市で行われる2014年世界サンボ選手権を前に、前哨戦となるアジアサンボ選手権大会がウズベキスタンで開催された。日本からは、サンボやレスリングをはじめ格闘技6種目で全日本チャンピオンの称号を持つ、岡倫之選手(ブシロード所属)が100kg超級にエントリー。並みいるアジアの強豪たちを相手に戦い抜き、見事に銅メダル獲得を果たした。試合を終えた岡選手に、今大会を振り返っていただいた。


Q:銅メダル獲得、おめでとうございます。今大会を振り返っていかがでしたか?

自分は“世界最強のオタク”の名で通っていますが、まだまだ実力が足りないと思います。一方で、自分が敗れたエルドル選手(ウズベキスタン)は、世界を2度、アジアを9度も制している正真正銘の世界最強。そういった母国の英雄とも言える選手と戦えたことは光栄だし、彼と互角の勝負ができて良い経験にもなりました。負けたことはもちろん悔しいけれど、世界にも通用する実力はあると実感することができました。また、各国代表選手たちの戦いを見て学ぶことも多かったです。

Q:残り30秒まで岡選手がリードし、最後で逆転される展開となりました。

最後にポイントを取られてしまったことは、自分の判断ミスだと思います。サンボは、逃げると反則を取られる競技です。なので、ラスト30秒は守らずに攻め続けたのですが、相手にうまく突かれてしまった。サンボのアジア大会は初めての出場だったので、世界の戦い方に慣れていなかったと思います。ああいう接戦をものにしなければ、惜しいで終わってしまう。惜しいからこそ勝たなければいけなかったと思っています。

今大会、日本代表は自分1人だったので、メダル獲得のプレッシャーもありました。そういった中で、結果として銅メダルを獲れたことは良かったと思います。全力を出し切っての勝負だったので後悔はありません。気持はもう次の大会に向かっているので、今回の経験を生かして戦っていきたいと思います。


Q:表彰台に登った時はどのような気持でしたか?

「やってやった」という気持ですね。アジアにブシロード岡の名前を刻んでやったと。メダルを獲ると公言していたので、有言実行することができました。自分はびびりの部分があり、敢えて口では大きなことを言うことがあります。多くの方に応援していただくのに弱い姿は見せられないので、まずは態度だけでも大きくしています。

そして、こうして結果を手にできたことは、大きな口を叩いても応援してくださる皆さまの心強いサポートがあったからです。今年に入ってから、幸いにも多くのタイトルを取ることができています。それら全ての大会で、色々な人から応援のお言葉をいただいてきました。それが今回も形になって、3位ではありながら、結果を残すことができました。皆さまへの感謝の気持で一杯です。僕がヴァンガれるのは、そんな僕を支えてくれる全ての人に、僕ができる唯一の方法で恩返しをしたいと思っているからです。

[一般社団法人日本サンボ連盟公式サイト](http://www.japan-sambo.com/)
[2014年世界サンボ選手権大会公式サイト](http://www.japan-sambo.com/narita2014/index.html)
[2014年世界サンボ選手権大会公式Facebookページ](https://www.facebook.com/JapanSambo)

2014年6月25日水曜日

【結果速報】岡倫之選手2014年アジアサンボ選手権大会銅メダル獲得!

6月25日、2014年アジアサンボ選手権大会初日、岡倫之選手(ブシロードクラブ)が男子シニア+100kg級で銅メダルを獲得した。


【男子シニア+100kg級】
第1位. Gulyamov Eldor(ウズベキスタン)
第2位. Masoumi Mohammadi (イラン)
第3位. 岡倫之 (日本・ブシロードクラブ)
第3位. Kalmuhanov Gaisa (カザフスタン)


【インタビュー】“世界最強のオタク”を目指して。格闘家・岡倫之がアジアサンボ選手権大会への意気込みを語る!「世界の舞台に繋げていきたい」

サンボをはじめ、レスリング、パンクラチオン、ブラジリアン柔術など計6競技で全日本チャンピオンの称号を持つ、日本格闘技界のホープ・岡倫之選手(ブシロード所属)。アニメやサブカルチャーをこよなく愛することから、“世界最強のオタク”として、これまで名を馳せてきた。そして、11月に千葉県成田市で行われる2014年世界サンボ選手権を前に、前哨戦となるアジアサンボ選手権大会100kg超級にエントリー。アジア王者の称号を賭けて戦う大一番を前に、サンボの魅力と今大会への意気込みを語っていただいた。


Q:サンボを始められたきっかけを教えてください。

2013年のユニバーシアードで、自分はレスリングの出場権を取ることができませんでした。ユニバーシアードへの強い気持ちがあった中で、出場を諦めかけたその時、サンボ日本代表として大会に出場する機会が舞い込んできました。「これは大きなチャンスだ!」と思った僕は二つ返事で連盟に回答して、サンボに賭けることを選び、代表の座を勝ち取ることができました。

レスリングの選手たちは全員負けてしまいましたが、僕は運良く勝つことができました。そして、この大会でスポーツの楽しさを再認識したと思います。普段は敵同士のレスリングの選手たちもサンボの試合を応援してくれて、プレッシャーを感じることも無く試合にも入っていけましたし、豪快に投げた時には本当に会場も沸いてくれました。やっぱりスポーツは楽しいと思いましたね。そういったこともあって、サンボの試合に出て以降は色々な競技に取り組みたいと思うようになりました。

Q:いくつかの競技に取り組む際、どのような難しさを感じますか?

ルールの違いと、それぞれの競技にかける練習量の配分が難しいです。逆に、他の競技に取り組むことで磨ける技術もあります。例えばレスリングであればタックルや腰の重さを得られますし、柔術では組みや関節技が強くなります。それぞれの競技から学ぶことも多いですが、ひとつひとつの練習に割く時間が限られているため、そのコントロールが最も悩む部分です。


Q:サンボは世界最強の格闘技とも呼ばれます。この点についてはどのように思われますか?

その通りだと思います。サンボは、レスリングと柔道と柔術が合わさった競技で、様々な要素を含んでいます。そのため、投げを得意にする選手や、タックルが強い選手、あるいは引き込んで寝技で勝負する選手など、戦い方でも多くのパターンが生まれます。その中で、自分の強みを活かすだけでなく、相手の分析も必要になる。サンボで勝つためには、相当の強さを求められます。なので、世界最強の格闘技と言っても過言ではないと思いますね。

Q:サンボで勝ち上がるために、ご自身で重要だと思う要素を教えてください。

自分は柔道、柔術、レスリングと全てを経験していますが、レスリングの経験が一番長く、バックボーンとなっています。自分の強みはタックルと、投げられない腰の重さです。これらを活かしつつ、相手の強みをいかに消せるか、潰せるかが勝負です。サンボでは、今まで自分が学んできたことを存分に活かせるので、それを念頭に置いて戦っています。

Q:今回のアジア選手権に賭ける意気込みを聞かせてください。

今大会では自分が唯一の日本代表ですので、他の選手に任せることはできません。メダルを獲得すること、これは僕の使命です。最低でも銅、もちろん最高である金を狙っていきます。

Q:“世界最強のオタク”という称号にどのような誇りを持っていますか?

まだまだ世界最強とは呼べませんが、これからもっと実力を伸ばして世界大会のタイトルを手に入れ、世界最強のオタクになりたいです。今はステップアップの時期。まずはサンボのアジア選手権で金メダルを取って、世界に繋げたいと思います。また、今は6種目のチャンピオンですが、10冠を目指して“ヴァンガリ”ます!

2014年6月24日火曜日

【NEWS】アジアサンボ選手権大会:岡倫之選手計量をパス

6月24日、アジアサンボ選手権大会男子シニア+100kg級出場の岡倫之選手(ブシロードクラブ)が計量をパスした。

岡選手出場の男子シニア+100kg級は明日(6月25日)開催される。大会の模様は国際サンボ連盟ウェブサイト(http://www.sambo-fias.org/)にて14:00(日本時間)より中継予定。


2014年アジアサンボ選手権大会日本代表選手団
岩井智広コーチ、岡倫之選手、吉澤昌団長・監督、萩原幸之助レフリー(写真左から)

【NEWS】2014年アジアサンボ選手権大会日本代表選手団

2014年アジアサンボ選手権大会

主催:アジアサンボ連合 Sambo Union of Asia
大会開催地:ウズベキスタン・タシュケント
日程:平成26年6月23日(月)~28日(土)

<スタッフ>
団長・監督:吉澤 昌(一般社団法人日本サンボ連盟副会長・事務局長)
コーチ:岩井 智広(株式会社ナノ・アソシエーション)

<代表選手>
男子シニア+100kg級:岡 倫之(ブシロードクラブ)[2014年プーチン大統領杯第40回全日本サンボ選手権大会+100kg級優勝]
※大会初日6月25日試合予定

<レフリー>
萩原 幸之助(一般社団法人日本サンボ連盟普及委員長)

<Ustream中継>
中継ウェブサイト:国際サンボ連盟ウェブサイト http://sambo-fias.org/
中継日:6月25日、26日、27日
中継開始時間:日本時間14:00より

2014年6月23日月曜日

【NEWS】2014年世界サンボ選手権大会公式Facebookページ公開

2014年世界サンボ選手権大会の公式Facebookページを公開しました!
今後はこちらのブログとともに、Facebookページでも最新情報をお届けして参ります!
ページへのいいね!をお願いします。


↓詳細は記事下のリンクから

大会公式Facebookページ https://www.facebook.com/JapanSambo

2014年6月15日日曜日

【NEWS】6月15日(日)2014年第2回サンボ競技講習会

6月15日(日)、ネクサセンス東京立川道場にてサンボ競技講習会が開催された。萩原幸之助普及委員長および植松直哉強化委員が様々な立ち技・寝技を3時間に渡り指導した。普及委員会では今後も競技講習会を開催していく。




























2014年6月14日土曜日

【NEWS】6月14日(土)サンボ強化練習会開催

6月14日(土)、日本体育大学世田谷キャンパスレスリング場において全日本選抜サンボ選手権大会(7月6日:東京・墨田区総合体育館)、世界サンボ選手権大会(11月21日-23日:千葉・中台運動公園成田市体育館)へ向けた強化練習会が開催された。

松本秀彦強化委員長指導の下、全日本選抜サンボ選手権大会出場者らが練習に参加した。