2011年6月16日木曜日

【国際大会】アジア選手権の結果

2011年アジアサンボ選手権大会 日本代表選手団 
・大会日程:6月2日/シニアの部
・開催地:ウズベキスタン共和国タシケント市
・会場:JAR(ジャール・スポーツ・コンプレックス)

【役員】 
団長・審判 筒井 穣(日本サンボ連盟 審判副委員長)         
監督   吉澤 昌(MCアブソリュート/スポーツ会館)

【男子シニアの部】
62kg級 松井高光(横浜国立大学) 11年東アジア選手権3位
68kg級 鈴木康裕(スポーツ会館) 10年全日本選手権3位
74kg級 嘉見俊宏(山田スポーツクラブ) 10年全日本選手権2位、11年東アジア選手権2位
+100kg級 三谷 健(寒川柔友会) 10年全日本選手権3位、11年東アジア選手権2位


一昨年から3年連続となる、ウズベキスタンで開催されたアジア選手権。
本年は、男子シニアに4選手が出場しました。

【62kg級】
松井高光選手
1月に開催された東アジア選手権で3位入賞を果たした松井選手。
柔道仕込みの投げ技・足技がどこまで活路を開けるか注目された。
試合開始早々、場外際で背負いが決まり2ポイント先制。
しかしながら、そのあと、得意の小内刈りを足取りで返され4ポイント献上。抑え込みでさらに4ポイントをとられる。その後も投げ技、場外注意で加点されるが、終盤に入り背負いで4ポイントを取り返す。さらに、相手の消極性により1ポイントを得るが追いつくことはできずに判定負け。
しかしながら、場外際で見せた背負い投げはかなり印象が強くインパクトを残した。
今後のサンビストとしての成長が期待される。

松井高光選手
2回戦 判定負け
ボキエフ・ボコディル(ロシア) ○(13ー7)× 松井
※敗者復活にまわれず

【68kg級】
鈴木康裕選手
国際大会経験も豊富なベテラン選手。
ウズベキスタンでのアジア選手権も3度目となった。
対戦したキルギスの選手は、思った以上にパワーがあり、完全に組み負けてしまった。
隅返し、小外刈りでビッグポイントを立て続けに献上し、無念のテクニカルポイント負け。

鈴木康裕選手
2回戦 テクニカル一本負け
エラリエフ・ミルラン(キルギス) ○ (14ー0) × 鈴木
※敗者復活にまわれず

【74kg級】
嘉見俊宏選手。
ベテランとなり、落ち着いた試合運びは安定感を感じる。
東アジア選手権で準優勝した勢いを見せたいところ。
相手のモンゴル選手は、独特の力強さがあり、なかなか思うような組み手に持ち込めない。
あわや組み負けてパッシブか、という展開だったが、なんとかこらえる。
スタミナがキレるであろう後半勝負をしたいところだったが、中盤で背負いで投げられてしまう。
そのまま腕十字を仕掛けられ、残念ながらタップアウト。

嘉見俊宏選手
1回戦 一本負け
嘉見 × (腕十字) ○ バヤンビレグ・バヤンムンフ(モンゴル)
※敗者復活にまわれず

【+100kg級】
三谷健選手。
東アジア選手権では、見事な内股をみせ、準優勝に輝いた。
選手としても集大成をみせるべく望んだ本大会。柔道ベースの投げ技がどこまで出せるかがポイントだった。
緒戦のカザフスタン戦は、両者厳しい組み手だったため、掴むことはできても技を展開するまでにはいたらず。
徐々に、相手の技が効果を見せだし、タイミングよく足払いが決まってしまう。
結果、投げの一本をとられてしまう。
その後、3位決定戦にまわり、ロシアと対戦。
やはり組み手は互角だったが、序盤に担がれてポイントを献上。
やや守りにまわる展開になってしまう。
攻撃を試みるが、ポイントにはつながらず、判定負け。

三谷健選手
1回戦 一本負け
三谷 × (投げ) ○ バルカラヤ・ビッサリオン(カザフスタン)
3位決定戦 判定負け
ゾロトレビッチ・アレクサンダル(ロシア) ○ (3ー0) × 三谷

以上

<大会結果>
男子シニア優勝者
52kg級 ジュラエフ・シャフカット(ウズベキスタン) 02・05年世界1位、10年2位
57kg級 ムサ‐ウウル・トゥレク(キルギスタン)
62kg級 エルナザロフ・サルボン(ウズベキスタン)
68㎏級 イェルボシノフ・イェルボラット(カザフスタン)
74㎏級 ムヒドフ・ダミル(ウズベキスタン) 08年68㎏級世界2位
82㎏級 ジャマロフ・ヌルラン(カザフスタン)
90kg級 ナズリエフ・フルカトジョン(タジキスタン)
100㎏級 バツウリ‐バット・オルシフ(モンゴル)
+100㎏級 グリャモフ・エルドル(ウズベキスタン)

<参加国>
アフガニスタン、インド、イラク、イラン、日本、ヨルダン、カザフスタン、キルギス、韓国、モンゴル、ネパール、パキスタン、ロシア、シリア、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、レバノン
以上18カ国